いよいよ夏真っ盛り!
遊びの予定もあると思いますが
日々の学習も気になるところ…

「宿題を毎日やる」ことや
「毎日お手伝いをやる」など
お子さんとめあてや予定を決めましたか?
夏休みはずっと
子どもと一緒。
ママも相手できる時ばかりじゃない。
子どもも、何もすることがないと
ゲームやYou tube漬けの
毎日にどうしてもなってしまいますよね。

いざ、毎日の予定を立てよう!と
意気込んで立ててみるも…
予定通りにならず、娘のせいにしました。
昔の私は、できもしない予定を立てて
娘に「なんでちゃんとやらないの?」
ガミガミ繰り返していました。
私も何度も失敗を経験して
気づいたのです。
大事なのは
“やらせること”じゃなくて
“習慣化できる仕組み”を
作ることなんだ。
■ 習慣化が苦手な特性っ子だから こそ「仕組み化」が必要
特性のある子どもは、
もともと脳の特性として
「継続することが難しい」
傾向を持っています。
だからこそ、毎日をうまく回すためには、
頑張らせるよりも、
頑張らなくてもできる仕組みを作る
ことがとても大切です。

たとえば…
- 毎日「やりなさい」と言わなくても
自然と机に向かえる時間帯を決めておく - 時間やタイミングを見える化して
迷わず行動できるようにする - 大きな目標ではなく、
すぐに達成できる小さなゴールを用意する
こうした“仕組み”があると、
ママの声かけが減り、子どもも
「やることが決まっているからやる」
という感覚を持ちやすくなります。
ここで大事なポイントです!子どもは
ママに言われたことをやらされると、
できなかった時にママのせいにします。
でも、自分で決めた仕組みが
うまくこなせた時には
自分の成功体験となり
自己肯定感が上がります!

そうです。コレは
子どもにもママにも
いいことしかありません!
■ 夏休みは習慣を作る 絶好のチャンス
学校がある日常では、
時間に追われて
「とにかく宿題を終わらせる」
だけになりがち。

でも、夏休みは時間の使い方
を調整しやすい特別な期間です。
- 朝ごはんの後に
10分だけプリントに向かう - お昼を食べたら音読をする
- 夜ごはんの前にタイマーを
かけて漢字をひとつだけ練習する
これらを“毎日決まった時間”に組み込むと
だんだん「やるのが当たり前」
という感覚が生まれてきます。
正直、この時間の使い方の問題は
切り替えが難しい特性っ子にとって
至難の業です。
学校ではできているのに、家では
難しい理由を考えてみてください。
学校では、チャイムがなります。
学校には友だちがいます。
学校という環境のおかげで行動が
できるのです。
家ではその環境をママが作ることに
なりますよね。
もう大変になるのが見えている。
そんな時は!
便利グッズに頼ってみてください。

例えば、タイマー機能を使って
事前に通知が来るようにする、とか
AI機能のある音声アシスタントがあれば
声かけもしてもらう、とか。
ママが全部やろうと思うと大変!
だから、環境も仕組み化しつつ
習慣化させることを意識してください。
■ 宿題=机の上だけじゃない!
特性のある子どもにとって、
紙の宿題ばかりでは飽きてしまったり、
負担になってしまうことも。
でも「学び」は机の上だけじゃなく、
生活のあちこちにあります。

- 一緒に料理をして「大さじ・小さじ」を体感する
- お買い物で「おつりはいくら?」を計算してみる
- 公園で見つけた虫を図鑑で調べてみる
こんなふうに
「遊びや生活そのものを学びにする」
ことで、
無理なく学習時間を増やすことが
できます。
それもまた、立派な習慣化への一歩です。
感覚が敏感な子や鈍感な子もいます。
スライム作りや折り紙制作など
実験などの自由研究も
手指の刺激にもなり体験型の学習です。
ママと一緒に、特別な遊びの学習
作り方を忘れてしまっても
経験したことは記憶に残ること
が多いです。
今しかできない、親子時間
大切にしたいですよね。
思いでもたくさん作ってください。
■ 小さな「できた」を必ず見つけて褒める
習慣を続けていく中で、忘れがちなのが
“できたことを認めて褒める” こと。
特性っ子は、何度も注意されたり
失敗経験が多かったりして、
自信を失いやすい傾向があります。
だからこそ、
- 「昨日より長く机に向かえたね!」
- 「自分からプリントを出してきたのすごいね!」
- 「一緒にお料理したあの計算、完璧だったね!」

…そんな小さな「できた」を言葉に
して伝えてあげてください。
褒められた体験が増えると、
子ども自身も「やってみよう」
という気持ちを持ちやすくなります。
実際に、学校で初めてのことに
チャレンジをするのが怖い
というお子さんはけっこう多いです。
これは、特性っ子でなくても
正解を求めて、失敗したくない
と思う子が多いからです。
特性っ子においては、さらに
間違うことや失敗に対して
敏感になっている子が多いです。
「ここ1本足りないよ」
と漢字の間違えを言うと
「間違ってない!」と
怒り出す子もいます。
ちょっとの指摘も「否定」と
捉えて、傷ついたり、感情的になったり
してしまうんですよね。
また、ママが注意することが増えると
親子関係も悪化してしまうことが
多々あります。
私も娘との親子関係に悩みました。
「他の誰も言ってくれないんだから!」
「私が言わなきゃ!」って
でも、親子関係が悪化すると
ママも子どももとっても
しんどいです。

そんな時は、お互いクールダウンをして
お子さんに「どうしたい?」
と聞いてみてください。
子どもと一緒に確かめながら、
進めることをお勧めします。
■ まとめ 〜夏休みに作った習慣は、学校が始まっても続く
特性っ子にとって、
習慣を作るのは簡単なことでは
ありません。
うちの子も、大学生になった今も
やることがわかっても
習慣化することがとても苦手です。
でも、夏休みという長期休みは、
その習慣を少しずつ身につけるチャンス
です。

完璧を目指さなくて大丈夫。
親子の時間を楽しみながら
できることを少しずつ
増やしたり定着させていくイメージで。
大切なのは、
ママも子どもも負担にならない
“仕組み”を作り、少しずつ
「続けられる」を増やしていくこと。
お子さん一人で習慣化すること
ができるようになるのは
かなり難しいです。
多くの場合が挫折につながり
また自信を無くしかねない。
だからこそ、親子で
一緒にすることに
大きな意味があります。
夏休みに作った習慣は、
学校が始まってからの毎日
を支えてくれるはずです🌱
あなたとお子さんにとって、
学びを通して笑顔が増える
夏休みになりますように。
こずえ先生より🌸
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